店舗家具の選び方椅子の場合：厨房機器買取　リサイクル　販売　無限堂

店舗家具の選び方椅子の場合

選び方はしっかりと

飲食店を開業するために必要なこと、開業するために事前から事後に至るまでオーナーの仕事は山積みです。中でも店舗家具に関しては開業前・開業後、どちらにも関係してきます。営業を続けていく中で、時々家具を変えている飲食店を見かけることもあります。家具選びの重要性も大事ですが、頻繁に家具を変えるのはあまりいいことではありません。特に『椅子』については店舗家具の中で最も顧客に利用してもらう頻度がテーブルと同等に高い代物です。また商品選びにしても、オーナー個人が気に入ったから購入したというものでもいけません。

現在の日本にて展開されている飲食店、その家具についてのコンセプトは独自の物が多く、利用することでそのお店の色や過ごし方などを劇的に変えるのです。そんな店舗家具の中でも、顧客が店舗にいる際には必ず利用する椅子について、特徴や選び方などをご説明していきます。

店舗家具の椅子とは

飲食店で使用される椅子について、こちらの選び方はただ適当に、これが良いからといった理由では選んではいけません。何故か、それはこの判断が直接の店舗経営へマイナス要因として働く可能性があるからです。そのため椅子はもちろん、普段の営業において活用する家具1つ選ぶのも、慎重に事を進めていかなくてはなりません。特に椅子とテーブルに関しては、お客さんが通ってくれるかどうかダイレクトに影響を及ぼしてしまいます。

そんな飲食店の椅子、その選び方についてですが選び方のコツやポイントには様々な点があります。

基本的な選び方として

1.デザイン性

まず椅子を選び際、『自分が作ろうとしている飲食店の雰囲気に合っているかどうか』という点です。そのためデザイン性を意識したもの、お客さんが利用するのはもちろん、見ていて飽きない作りをした物を選んでいきます。そうすることで店舗椅子の魅力を更に盛り上げる事が出来ますが、当然デザインだけ良ければいいだけではいけません。

2.実用性

続いて知っておきたいコツとして、『実用的に店舗運営で活用できるか』ということ。この場合利用する人は顧客において見る必要があります。デザインだけが良くても、座り心地がよろしくなければ利用者にとって不便きわまりません。そのためにも椅子を選ぶ際には機能的に問題がないことも知らなくてはいけないのです。

現在までに普及している椅子の種類は様々ですが、飲食店で使用されているもので多いのは、

木製
革張り
ビニールレザー

といったものです。見た目や耐久性などを含めたメリット・デメリットがあるので、きちんと調べた上でどの商品にするかを検討していきましょう。

3.雰囲気

飲食店にも和食・洋食・中華と様々なジャンルのお店が存在しています。当然ですが、和食を専門に出しているお店なら『和』が感じさせる椅子を選びます。もし洋食店で利用される椅子を導入すると、店舗の雰囲気と椅子がアンバランスになってしまいますので、取り扱う商品内容からも検討が必要です。

4.座面の高さ

飲食店の椅子、こちらを利用する際に重要な要素となるのが『座面の高さ』です。椅子とテーブルには深い関係性がここでも問われます、というのもテーブルと椅子の高さが相互にバランス良く取れていないと理想的なテーブルセッティングが出来ないという問題が生じます。テーブルと椅子との間差は『280mm』が理想的とされています、椅子の種類により異なりますが一般的には、

洋風椅子：400～450mm
和風の椅子：350mm前後
座卓：330mm前後（座布団を考慮）
掘りごたつ席：400mm

となっているのです。

普段訪れる飲食店でここまで意識しているお客さんは少ないですが、こうした点も経営者だからこそ考えなくてはならないポイントとなっています。

5.肘付き

見ておきたい点、次に触れておきたいのが『肘付きの椅子』についてです。椅子を選ぶ際、経営者の方が悩まれるポイントかもしれません。確かに肘付きの椅子は顧客にとって立ち上がる際に便利、くつろぎやすいなどのメリットがあります。ですがその反面、出入りの邪魔になったり、肘付きのせいで席が窮屈に感じるなどのデメリットも生じます。

テーブルに収納出来ないなどの問題も生じると、店舗の広さがそれなりになくてはより窮屈な店内と誤解されてしまうのです。顧客視点で見れば良い事づくしと見えるようで、実は欠点が顧客はもちろん、運営側にもあります。

まとめ

飲食店経営を始めるに辺り、家具にもこだわりを取り入れるというオーナーさんは多いでしょう。ですがデザイン性ばかりに気を取られてはいけません、デザイン性も考慮しながら機能的に活用できるものか否かの判断をシビアにするしなくてはいけません。経営者が利用するわけではなく、あくまで顧客主体の使用品となります。また使用した家具により、お店の回転率を促したりするなどの役割も担うなど、非常に重要なアイテムです。見た目が良いからこれにする、きっと顧客は好んでくれるという考え方で選ぶのは進められた選び方ではありません。

自身がこれから築く店舗の雰囲気はもちろん、どのように経営していくかでも椅子の選び方は千差万別となります。一挙手一投足で決められるなどと思ったら大間違いです。非常に時間を費やして考えていく必要があります。