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タニコーについて

ホシザキより古い厨房機器メーカー

業界の最先端を走り続けるホシザキですが、当然その後ろを猛追するメーカーは何社もあります。 中でもホシザキより1年ほど早く創業し、現在まで事業展開し続けている企業が1つあります。 こちらも老舗のメーカーとして業界では知らない人はいない『タニコー株式会社』です。 厨房機器なんて一社で十分、そう思われている人もいるでしょう。 ですが現在の市場規模、そして飲食店の多様性により全ての品を一社だけに絞って買い揃えている、というのはあまりありません。

またブランドを統一することでメリットもあまりなく、むしろ飲食店業界では厨房機器ほどメーカーの強みを意識した製品選びが一番大事なことなのです。

メーカーによる違い

ホシザキと言えば老舗ですが、一番人気は飲食店の厨房では必ずといっていいほど設置されている製氷機、こちらが主力になります。 市場の70%を占めるシェア率を誇るので、その価値と製品の信頼は名実共に誰もが知るブランド品です。 もちろんホシザキでも様々な厨房機器は取り扱っていますが、中には他社よりも品質が落ちる商品があるのは当然なのです。

そうしたホシザキがあまり強くない分野、主にガスコンロなどの厨房機器に力を入れているのがタニコーとなっています。 人気の比率で見れば、恐らく大半の店舗で同社の製品が使われていることでしょう。 タニコーは外食産業における料理に関わる機器の製作を主力としているのです。

分かる人は分かるあの製品

飲食店で働いたことのある人の中で、麺類を取り扱うお店で働いた人なら分かる「茹麺機」などもタニコーは強く売り出しています。 こちらも同様にガスを用いているタイプのものもあるので、威力は折り紙付きです。 また餃子グリラーやフライヤーなどの製品にも力を入れています。

主な取扱製品

ガスを用いた製品に強い

タニコーの厨房機器で一番強いのはガスを用いた製品を主力にしています。

  • ガスレンジ
  • 茹麺機
  • フライヤー
  • 中華レンジ
  • 炊飯器

タニコーの製品はホシザキのように全ての飲食店で利用できるものではなく、特定の飲食店をターゲットにした製品が人気を博しています。 麺類を取り扱っているところ、ご飯物を扱っているところ、といったように、店舗にて提供する商品による違いで多くの飲食店に利用されているのです。

オーダーメイドに強い

タニコーはオリジナルメイドの厨房機器、お店独自で使えるオリジナル機器の製作に強いのです。 量産しているモデルも人気は高いですが、ホテルや教育機関などから多数の注文を受けています。 ホシザキとの違いとして、自社技術による製品の良質性が挙げられます。

買取ポイント

量産モデルの方が売れる

そんなタニコーの製品も買取市場では高値で取引されています。 ブランド力はもちろんの事、製品についてのメンテンナンスやアフターサービスなどが充実しているので、購入後も安心出来ます。 そのため高値で取引されていますが、残念ながらオーダーメイドの厨房機器は買取価格があまり上がらない事もあるかもしれません。 中古市場ではオーダーメイド品よりも量産タイプの商品が安心して購入できます。

また敬遠される原因として、購入した後で自分たちの飲食店で規格などが当てはまるかどうか、などのリスクも伴ってしまうのです。 元々オーダーメイド品の買取は中古買取の市場では値打ちは期待できない一面があります。

壊れるまで使い続ける

ですが見方によっては、いつまでも、壊れるまで使い続ける事が出来るという利点もあります。 そのため将来的に買取をする予定は今のところない、という方にオススメです。 それ以外の方であれば、量産モデルにしておくと買取市場でも邪険にされることなく買い手が見つかりやすくなるので、どの程度先まで使用し続けるか、その見通しを立ててからオーダーメイドにするかどうか考えると良いでしょう。

高値になるコツ

一般発売されている商品がポイント

タニコーの厨房機器を高値で買取してもらう際には、やはり一般発売されている物が中心となります。 加えて製造年数が新しいものほどとなるので、オーダーメイドのものではない方は次のような点に着目して査定をしてもらいましょう。

  • 1.使用していた汚れは全てキレイにする
  • 2.備品はすべて揃える
  • 3.量産されている品か
  • 4.タニコーの厨房機器を買取強化しているか
  • 5.業者が、どの客層に向けて再販しているか

タニコーの製品は調理するための機器が主力となっているので、そうした層に向けての販促活動をしているかの確認をしてからにすると、業者選びもはかどります。

まとめ

オーダーメイドも売れないことはない

タニコーブランドの強み、その1つであるオーダーメイドの厨房機器は限定的な扱われ方をされますが、同種の方々には嬉しい機能が付いているかもしれません。 もし買取を検討されている方がいるなら、依頼する業者がオーダーメイド品でも買取ってくれるところかどうか、その点も確認しておきましょう。 タニコーの製品を強化買取しているところがポイントになるので、ホームページなどでこれまでどんなアイテムを扱ってきたか、そうした情報を精査して業者選びをしていこう。