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厨房機器についての論争と言われて、真っ先に思いつくのは『ガス製品か電気製品か』という議題でしょう。 これまで上手に住み分けてきた両者でしたが、厨房機器が段々と電気対応するものが増えたことにより、これまでのバランスが崩れました。 今ではどっちにしたら良いんだろう、そう迷われている人も多いと思います。 一般家庭はもちろん、飲食店などの業務上においてもです。
飲食店の場合、やはり主力はガス製品を主力として、電気製品も使用するというのが一般的となっています。 ですが最近は技術的革新の発達により、全ての機器を電化製品にするオール電化対応の飲食店も出現するほどになっているのです。 これは素直に、業界の流れが変わり始めていると言っていいでしょう。
飲食店を開業する人にとってこの問題は必ず出くわします。 あくまで自身が行う仕事のニーズに適した機器にすること、これが一番です。 それでも迷われている方、結局どちらが良いのか分からない、という方のため、ここでは改めてガスと電気、それぞれの厨房機器についてまとめてみましょう。
現在でも飲食店はもちろん、一般家庭での使用率も軒並み高いガス製品の厨房機器の存在感は大きい。 火力の強さはもちろん、停電したときなどでもガスが使える状態であれば使用できるというのも利点です。 例として、東日本大震災のような電気ライフラインの復旧目処が立たない時など、調理する分に支障をきたしません。 とはいえ、強い火力が魅力というのはしいて言えば、その分だけ取扱に注意しなければいけないということです。
ガス製品のメリットとして上げられる特徴は次のような点です。
次いでデメリットについても触れていきましょう。
ガス製品と上手に厨房機器として住み分けてきた電気製品でしたが、一時期はその存在感を脅かしていた時期もあります。 オール電化住宅がブームになったりするなど、一般・業務に関係なく多くの人が賑わいだほどです。 近年の状況として、飲食店業界に焦点を絞ると、電気製品に鞍替えしているところもあれば、昔ながらにそれぞれの特徴を活かした製品を併用するままに留めているところが圧倒的。
かつてはガスコンロは退廃し、電気コンロが主軸になっていくとまで言われていたこともあります。 ですが結局、ガスコンロの方が良いとして多くの飲食店がそのままのスタイルで営業を続けているのです。 ではそれほど言うに悪いことなのかと言えば、そうでもありません。 ガス同様、電気製品にもメリットがあれば、デメリットもあります。 その点についても触れていきましょう。
まずはメリットについてです。
次いでデメリットについて見ていきましょう。
電気コンロを使えば涼しくなる、という提言についてはその絶対性が形骸化していく傾向にあります。 これについては『涼厨(可能なら涼厨のページに飛べるようリンクを張って下さい)』と呼ばれる、新しいシステム開発が影響しています。 ガスを使用すると環境的・衛生的に問題があると言われていましたが、涼厨という新商品のお陰でこの問題が解消されているのです。 今はまだ発展途上とあって、導入しているところも少ないため、普及はそれほど進行していません。 ですがガスコンロを始めとした飲食店において、涼厨というのは非常に魅力的な商品なのは否めません。
これまで電気製品、IH調理器具の優位性でもあった『環境的演出に悩まなくて済む』という点については、これで差は無くなってしまいます。 着々と進行する開発によって、電気コンロの使用を控えることになる飲食店も多くなるでしょう。 さも全ての厨房機器をオール電化に、というプランすら白紙に戻ります。
とはいえ、全く電気製品を使わなくなる訳ではありません。 それぞれの特徴でも述べましたが、例えばガスコンロと電気コンロでは相性の良し悪しで適した料理や使用が異なります。 あるカフェレストランではホールではIH対応の熱源調理器を使い、厨房では火力の強いガスコンロを使用しています。 実際、このバランスは昔からなんら変わること無く、そのまま続いているのです。
飲食店の中にはガスコンロを使わない、電気コンロにしなければならないなど個々の理由が絡んでくる場合もあるでしょう。 一概に全ての厨房機器をガスだけ、電気だけ、といった形に統一するところはあまりないのです。
厨房機器、特に飲食店ではガスにするか電気にするかで迷われている人も多いと思います。 実際各メーカー共がどちらの製品も開発しており、性能差を少しでも埋めていこうとする動きすらあるほど。 揚げ物にしても油を使わず、電気でカラッと上げられるフライヤーすら開発もされています。 ガスが良い、電気が良い、やいのやいのと騒がれる中で自分がどちらを選べば良いのかわからなくなる、という人が多いかもしれません。
そうした際にはやはり『予算との相談』が必須です。 自分に見合った投資と店舗計画を考慮してどこからどこまで電気で、ガスにするかを決めていかなくてなりません。